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内科の病気

高血圧は食塩の取りすぎ、肥満、飲酒、運動不足が原因です。
喫煙と並び日本人にとって大きく影響する生活習慣病リスクです。
高血圧には多くの人が当てはまる本態性高血圧と甲状腺や副腎などの病気が影響する2次性高血圧があります。
本態性高血圧の原因で特に大切なのが、食塩のとりすぎです。
血圧には診察室で測定する「診察室血圧」と自宅で測定する「家庭血圧」があります。血圧は測定する時間、場所、状況にて変わります。日本高血圧学会の診断基準では診察室では収縮期血圧(上)が140mmHg以上、拡張期血圧(下)90mmHg以上です。家庭での血圧は緊張などが減り、診察室血圧より低くなるため、収縮期血圧(上)135mmHg以上、拡張期血圧(下)85mmHg以上です。
高血圧を予防したり、改善したりするには、塩分の摂取量を制限する必要があります。2020年の日本人の塩分摂取基準は成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています。高血圧があれば1日塩分6g未満を推奨されています。
減塩するには漬物を控え、麺類の汁は残し、外食や加工品を控え、薄味の調理をしたり、減塩の調味料を使用したりするようにします。
塩分過剰摂取以外でも、運動不足、睡眠不足、過重労働、過剰飲酒、寒冷、ストレスで血圧は上昇しますので生活や環境を変える必要があります。
当院では家庭血圧の測定の仕方などの指導や、生活指導、必要であれば薬物治療を行います。
血圧が高いなど気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
脂質異常症とは血液中の脂質(LDLコレステロール、HDLコレステロール トリグリセライド(中性脂肪)の値が外れた状態です。
これらが脳梗塞などの脳血管障害や心筋梗塞などの心臓病の原因となる動脈硬化の促進と関係しています。
脂質異常症の診断基準は増えすぎると動脈硬化を促進するLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の増加、また余分なコレステロールを回収して動脈硬化を抑えるHDLコレステロール(善玉コレステロール)の減少、とりすぎると体脂肪として蓄えられ、肥満を招き、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らす働きをするトリグリセライド(中性脂肪)の増加また、総コレステロールからHDLコレステロールを除いたnon-HDLコレステロールの増加が下記の表のように言われています。
LDLコレステロール 140mg/dl以上 高LDLコレステロール血症
120~139mg/dl 境界型高LDLコレステロール血症
HDL-コレステロール 40mg/dl未満 低HDLコレステロール血症
トリグリセライド
(中性脂肪)
150mg/dl以上(空腹時)
175mg/dl以上(随時)
高トリグリセライド血症
non-HDLコレステロール 170mg/dl以上 高non-HDLコレステロール血症
150~169mg/dl 境界型高non-LDLコレステロール血症
LDLコレステロール
140mg/dl以上
高LDLコレステロール血症
120~139mg/dl
境界型高LDLコレステロール血症
HDL-コレステロール
40mg/dl未満
低HDLコレステロール血症
トリグリセライド
(中性脂肪)
150mg/dl以上(空腹時)
175mg/dl以上(随時)
高トリグリセライド血症
non-HDLコレステロール
170mg/dl以上
高non-HDLコレステロール血症
150~169mg/dl
境界型高non-LDLコレステロール血症
LDLコレステロールの高値は一般的に、冷蔵庫の中で固まる油脂の多くである飽和脂肪酸(肉の脂身、ばら肉、ひき肉、鶏肉の皮、バター、ラード、生クリーム、インスタントラーメンに多く含まれています。)の取りすぎが原因です。
LDLコレステロール高値の方はこれらを控える必要があります。HDLコレステロール低値の方は肥満や喫煙・運動不足が原因となるため、禁煙、運動、減量が改善する方法です。トリグリセライド(中性脂肪)高値の原因は甘いものやお酒、油もの、糖質の取りすぎです。これらを改め、運動、減量やトリグリセライド(中性脂肪)を下げる働きがある、背の青い魚に多く含まれるω-3系多価不飽和脂肪酸をとる必要があります。それでも改善しなければ内服薬でコントロールする必要があります。当院では食事や運動の指導も行っておりますので、健康診断などで脂質異常を指摘された方は、お気軽にご相談ください。
インスリンというホルモンの不足や作用低下が原因で、血糖の上昇を抑える働きが低下し、高血糖が慢性的に持続する病気です。高血糖は血液がドロドロになり、動脈硬化の引き金になり、進行すると心臓病や脳卒中を引き起こします。
また3大合併症といわれる網膜症(眼)、腎臓の機能が低下する腎症(腎)、手足の末端でしびれがでる神経障害(神経)を引き起こすことがあります。
糖尿病にはインスリンの依存、非依存により、2つの型があります。1型糖尿病はインスリン依存型で、何らかの影響でインスリン分泌細胞が破壊されたものです。
一方、インスリン非依存型の2型糖尿病は多くの人がこの型です。遺伝性素因に過食や運動不足などの生活習慣が重なり起こります。
治療は生活習慣の改善や治療薬により、血糖値を良好にコントロールすること、さらに合併症の発症を食い止めることが重要になります。また、糖尿病はがんのリスクでもあります。当院では食事や運動療法、薬物療法だけでなく、定期的な画像検査なども行います。
健康診断などで、血糖値(高血糖)やヘモグロビンA1cの値などの指摘を受けた方は、お気軽にご相談ください。
メタボリックシンドロームとは、内臓肥満に血清脂質、血圧、血糖が高くなる状態が組み合わさることにより動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中などになりやすい病態を指します。診断基準として脂肪型肥満(おへその高さで測る腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上が目安)を必須項目とし、脂質異常、高血糖、高血圧の2つ以上を合併したものです。
脂質異常とは中性脂肪150mg/dl HDLコレステロール40mg/dl未満のいずれか、もしくは両方。高血糖とは空腹時血糖110mg/dl以上。
高血圧とは最高血圧130mmHg以上、最低血圧85mmHg以上のいずれか、もしくは両方です。治療には食事に気を付け、適度な運動をする必要があります。食事は適正なエネルギー摂取を行い、食物繊維や緑黄色野菜を多くとり、甘いジュースやお菓子を控え、食べ過ぎず、間食をせず、アルコールを飲みすぎない。運動はウォーキングやジョギング・水泳などの有酸素運動が必要とされています。ただし、個人により異なります。
当院では、必要に応じた生活習慣病の薬物療法や生活改善への指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
院長
馬場 弘道
診療科目
内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科
住所
〒526-0037 
滋賀県長浜市高田町11番33号 スギ薬局高田店内
JR北陸本線 長浜駅東口より徒歩12分
長浜市のコミュニティバス・近江鉄道グループ 湖国バス「さざなみタウン前」停留所よりすぐ

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